草隆社

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銭湯革命

漢方処方生薬図鑑

店頭で説明するためのハンドブック
恵木 弘 著 定価
4,000円+税

販売(POD出版)
Amazon

《本書の特徴》

葛根湯、加味逍遥散、桂枝茯苓丸、五苓散、黄連解毒湯、八味地黄丸、四君子湯、十全大補湯、補中益気湯、防風通聖散など漢方薬局の必備処方62を選出、どんな症状に使うか、どんな体質の人に使うかを詳細に解説するとともに、その処方を構成する生薬の品質の目安に言及した日本初の薬剤師向けの販売ガイド。

《著者の言葉》

昭和51年に漢方が医療の世界に認められたにもかかわらず、現在、医療で使用されている医薬品に占める漢方製剤の割合はわずか2.3%にすぎません。それは、漢方処方に使用されている生薬の産地・採取時期等について興味を持たれている先生方がまだまだ少なく、せっかく先生方に漢方薬を処方していただいても、期待したほどの効果を感じられなかったからなのかもしれません。

漢方薬にはもうその力がないのでしょうか。そんなことはありません。使い方によっては漢方薬も驚くべき効果を発揮することもあるのです。くも膜下出血で今夜限りの命といわれた方が漢方薬で命をとりとめ、3ヶ月後には好きなゴルフを再び楽しんだという方もいます。

多くの食材が産地や時期により味や風味が異なるように、漢方薬の原料である「生薬」も産地や時期がその効果の違いを大きく左右するのです。この考え方は「地道薬材」といいますが、残念ながら日本ではあまり知られていません。私は40年ほど前から、「地道薬材」に沿って漢方薬を使用してきて、信じられないような経験を数多く体験してきました。良質な漢方薬を維持することが非常に困難な時代となってきましたが、ぜひ漢方医療に期待をしていただきたいと思い、本書を作成いたしました

著者について

1959年明治薬科大学卒業。薬剤師。1967年薬局を開設、1971年香港で中医学を学ぶ。 現在、恵心堂漢方研究所長。城西国際大学薬学部非常勤講師、日本東洋医学会会員、港九中医師公会永遠名誉会員、株式会社東洋薬行取締役会長。 全国で医師、薬剤師、一般市民向けの講演活動をしている。 主な著書に『漢方・婦人疾患の治し方』共著:高橋書店、『実践中医学』:新樹社書林、『地道薬材』共著:樹芸書房がある。