湯屋番五十年 銭湯その世界

焼け野原の東京で、 「額に汗して働く」尊さがここにある! 昭和25年、東京の下町で風呂屋の門を叩いた一人の若者がいた――。湯屋稼業50年の著者が、自らの修行時代を当時の銭湯模様、時代背景とともに描いた、昭和銭湯回顧録。 『湯屋番五十年 銭湯その世界』 一冊のみのご注文に限り送料無料! |
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【プロローグより】
銭湯稼業に入って50年が経った。ついこの間までは業界でも若手だ中堅だと言われていたと思ったのに、いつの間にやら年寄りの仲間入りをしてしまった。なんとなくわびしい気もしないではないがしょうがない。
思えば戦後の浴場復興に汗した先人も多くが鬼籍に入られてしまった。それとともに、かつての銭湯の有り様を知る人も少なくなっていく。戦後史を彩った人達の時代が年々薄れていくようだ。靄に包まれていくようでもある。
昭和25年に風呂屋の門を叩いて半世紀を過ごした今、世代が代わり、過ぎ去った時代がこのまま忘れられていってしまうことになんとなく寂蓼感を覚えていたのである。多少なりとも往時を知る人間がその時代の断片でも残すことができないだろうか。そんな気持ちも沸いてきたのである。幸いというか、現在、浴場広報誌「1010」に「風呂屋のオヤジのフロント日記」を書かせてもらっているから、その延長として、一丁!書いてみようかと気張った次第である。
【著者のプロフィール】
星野 剛(ほしの つよし)
昭和9(1934)年9月、渋谷区氷川町の「鯉の湯」に生まれる。昭和18年、第二次大戦の戦火を逃れて新潟県燕市へ疎開。昭和25年4月に上京し、台東区竹町の「松の湯」で修行。昭和27年11月、父親と現在の墨田区業平で「さくら湯」を開業。平成7年6月、東京都公衆浴場組合のPR誌『1010』で「風呂屋のオヤジのフロント日記」の連載を始める。平成18年5月より「風呂屋のオヤジの番台ブログ」を草隆社ホームページ内で開始。
■星野剛氏のその他の著作
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■星野剛のその他の著作 風呂屋稼業で半世紀、墨田区・本所で「さくら湯」を経営する筆者が、鉛筆なめなめ番台で書き綴った日誌「日々往来」の中から87編をセレクト。 |







